愛しのローズマリー(アメリカ)ハワイからの帰りの飛行機の中で見たよ。まだ日本で公開されてないからラッキー★ 主人公の男は、外見が「いい女」にしか興味がなく、 自分の外見を省みず、いい女探しに没頭している。 ひょんな事でテレビで有名な精神科医と知り合い、 いい女にもてるようにしてくれと頼む。 その精神科医は、ちょっとしたテクニックで 心の美しい女性に出会ったときに、「美人」に見える 催眠術を彼にかけてしまう。 グイネス・パルトロウが120キロのデブ(?)で 心の美しいお金持ちのお嬢様を好演。 お話はコメディで安直な展開ではあるものの、 けっこうテーマが深く、感心してしまいました。 個人の美的センスというのは、いかにエゴイスティックであるかと言うこと。 結局、何を美しいと思うかは人それぞれで、 それは何者にも犯されない。 けれども、私たちは、現実的にはマスコミなどの情報によって 「何が美しいか」を幼い頃から植え付けられている。 (精神科医のセリフより) 「美しい」ものにも醜い面があり、「醜い」ものにもそれ独特の美しさが存在する。 その両面があるからこそ「個性」が存在するともいえる。 そんなちょっぴり哲学ぽい事を考えさせてくれるそんなお話です。 勝手評価:★★★ |